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10月 1, 2025
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生成AIを単純作業から付加価値創造活用を目指すエンタープライズ向けトレーニング「ANT-B1」が大幅アップデート

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 ■DX推進部門が目指す「AIの現場定着」を加速させる研修プログラム《ANT-B1》が進化します。

生成AIの活用方法を“単純作業の効率化”から“思考支援による付加価値向上”へ変革を目指す研修プログラムです。
AIが人間に“問い返し”思考を深めるプロトコルを実装するためのアーキテクチャを実装し、2025年10月末アップデート(予定)します。

企業の“規律性”を守りながら“創造性”を引き出す独自技術をプログラムに実装。ChatGPT/Copilot/Gemini環境で利用可能。エンタープライズ企業のAI活用を成功に導くリスキリングプログラムです。


生成AIは今、企業の業務を根本から変えるポテンシャルを持ちながらも、現場では「調べ物」や「要約」といった活用にとどまっているケースが多く見られます。


それは、AIがまだ人間からの“指示”を待つだけの「便利な道具」の域を出ていないからです。
4DL Technologies株式会社(本社:千葉県千葉市 代表取締役 荒巻 智隼 以下、4DL)は、この課題を解決するため、生成AI環境の整備を終えた多くのエンタープライズ企業様にご導入いただいている研修プログラム「ANT-B1」を、2025年10月末を目途にアップデートします。


新しい「ANT-B1」は、AIを「指示する対象」から「共創するパートナー」へと進化させる、独自のLLM駆動アーキテクチャ「4DL-AAS」を習得することを中核に据えています。
本アーキテクチャは、ChatGPTやGemini、Copilotといった主要な生成AI環境に対応しており、現在の職場環境へすぐに導入可能です。


ANT-B1の研修を受講することにより、、受講者は4DL-AASを使いこなせるようになり、既存の環境を活かしながら、AIとの対話を通じて自らの思考を深め、一人では辿り着けなかった付加価値を創出するスキルを習得できます。

 

■ アーキテクチャの進化: AIへの“指示”から、AIとの“対話”へ


多くの現場では「AIは正解を知っている」という誤解から、最初の回答に一喜一憂してしまいがちです。
しかし、AIは正解を持っているわけではなく、与えられた指示に対し、膨大な学習データから最も確からしい応答を生成しているに過ぎません。


より求める答えに近づけるには、人間が持つ背景や意図といった、言葉にしづらい“暗黙知”をAIに与える必要があります。しかし、これを的確な指示(プロンプト)として“形式知”に変換できる人材は多くありません。


この、人間とAIの間に存在する根本的な課題に加え、従来の生成AI活用では、ルール(規律)を重視するあまり、AIが“指示待ち”になり、予定調和な答えしか返ってこないという限界がありました。


新しいANT-B1が提供する「4DL-AAS」は、生成AIが創造的・再帰的に生成することを実現し、人間に“問い返す = 思考を深める”機能を実現します。


これは、単なる次の操作を促すようなサジェスト機能とは一線を画します。


ANT-B1で実装される「問い」は、AIに設定された企業の理念(規律性)と、創造的思考を促すプロトコル(創造性)に基づいています。


例えば、「そのアイデアは、本当に我々の顧客価値を変革するものですか?」といった本質的な問いや、「もし競合が全く逆のアプローチを取った場合、どうなりますか?」といった批判的な視点をAIが投げかけます。
これは、単に答えを深掘りするだけでなく、「その問い自体は、本当に解くべき課題なのか?」と、思考の前提そのものを問い直す“再帰的”な思考プロセスをAIが促すことを意味します。


このAIからの深掘りによって、利用者は自身の考えを客観視し、一人では辿り着けなかった内なる答えを引き出すことができるようになります。


これは、AIを単なる『便利な道具』から、思考を深める『対話のパートナー』へと進化させる、全く新しい体験実装を実現します。


■ LLM駆動アーキテクチャ変更のポイント


4DL-AASは「3階層5要素構造」を持つフレームワーク設計に進化しています。

旧ODGCフレームワークで打ち出した「AIをビジネスで活用するためにはしっかり図面を描こう!」というコンセプトは継承し、エンタープライズ企業で利用する業務用プロンプトの保守メンテナンスや可用性確保向上という利点は変わりありません。

  旧来のODGCアーキテクチャ 新しい4DL-AASアーキテクチャ
AIと人間の関係性 AIに「答え」を期待する
(指示中心)
AIから「問い」を引き出す
(対話中心)
主な提供価値 企業の事情に沿った回答を生成し、業務を効率化する AIからの問いで思考を深め、新たな着想や価値を創出する
スキルの進化 AIに適切に“伝える”スキル AIと“共創”し、付加価値を引き出すスキル


4DL-AASへの進化により、研修受講者はプロンプトという“入力の工夫”だけでなく、AIとの関係性そのものを定義し、自社文脈をLLMに実装するプロンプト設計力を得ることができます。


■ 「“規律”ある組織だからこそ、“創造”は加速する」:エンタープライズ企業にこそ必要な非エンジニアの“プロンプト設計力”

 

多くの企業が、組織の規律を守りながら、いかにして不確実性の高い時代に求められる創造性を両立させるか、というジレンマを抱えています。
ANT-B1は、この課題をプロンプト設計技術的に解決します。


1. “規律性”を担保する仕組み
本プログラムでは、AIに企業の理念やビジョン(組織層)、現場の業務背景やマネジメント方針(業務層)を設定します。これにより、AIは組織の文脈を踏まえ思考することが可能になり、そのアウトプットは常に組織の規律を踏まえた生成をおこないます。


2. “創造性”を促進する仕組み
その上で、創造性を促進する仕組みの核となるのが、4DL-AASで実装するプロトコル「LCP_Biz」です。LLMの思考指向と再帰指向を引き出す


これは、東京科学大学の轟教授が、工学分野の革新的技術開発を支援するために開発したLLMの創造性駆動プロトコル手法(LCP)を、ビジネス向けに最適化したもの。AIに対し、“顧客への提供価値の変革”という視点から創造的な思考を促します。


企業の理念・ビジョンや戦略・方針という“揺るぎない軸”(規律性)と“人間がどうしても引きずられる既成概念や固定観念を打ち破る”(創造性)LLM駆動を実現できるのです。


ANT-B1は、エンタープライズ企業に不可欠な統制と革新の両立を実現します。


これにより、DX推進部門が整備した生成AI環境が本来目指す姿、すなわち意思決定や価値創造を支える基盤として機能することを実現します。


  • DX推進部門:社内横断での生成AI活用ポリシー策定や標準プロセス構築のPoCに活用
  • 経営企画部門:経営ビジョンや中計をAIに反映させ、意思決定シナリオ検証PoCに活用
  • マーケティング部門:市場調査や顧客インサイト抽出をAIに支援させるPoCに活用
  • 営業企画部門:営業シナリオや提案書作成プロセスをAIで強化するPoCに活用
  • 人材開発・研修部門:社員リスキリングやAI活用研修の設計・実施PoCに活用

    などにおけるPoC開発・社内展開にも最適です。


■ 4DL_AASの実装をベースにしたノーコードAIアプリ開発ANT-B2への展開

 

DifyやCopilot Studioといったノーコードツールを利用して、業務AIアプリケーションを非エンジニアでも開発可能にする研修「ANT-B2」も、今回の4D-_AASへのLLM駆動アーキテクチャアップデートに合わせて改訂を行います。


4DLは、非エンジニアが生成AIを使いこなし、時間短縮といった効率化だけでなく、付加価値創造を自走できるリスキリングプログラムをこれからも開発していきます。

 

■ ご相談・お問合せ・詳細情報

 

生成AI基盤環境の導入が終わった、もしくはSIerと導入を進めているDX推進部門やデジタル経営部門、経営企画部門に対し、基盤整備後の現場展開と定着に最適なトレーニングを探しているときには、4DLが最適なパートナーになります。


それぞれの企業様の教育環境や現場実態に合わせたプログラムのカスタマイズも可能です。
以下の公式ページより、サービス詳細やカリキュラム、導入効果事例をご覧いただけます


📍 ANT-B1 公式ページ: https://4dlt.com/ant-b1
📍 ANT-B2 公式ページ: https://4dlt.com/ant-b2
(資料請求・無料相談フォームもこちらにございます)


■ 4DL Technologies株式会社とは


4DL Technologies株式会社は「ヒトとチームにReskillingを」をミッションに掲げ、企業のAI活用を思考の設計から実装、そして定着まで一気通貫で支援する専門家集団です。独自開発したLLM駆動アーキテクチャ『4DL-AAS』を中核に、以下の3つの事業領域でお客様の生成AI環境の定着と自走支援を提供します。
ANTシリーズ: 非エンジニアをAI人材に育成するエンタープライズクオリティのトレーニングプログラム
ANCシリーズ: NTTドコモビジネス様セールス部門のコンサルティング力向上での案件創出を実現する生成AIソリューションサービス
ANBシリーズ: SME企業の事業課題を生成AIで解決する伴走支援型サービス


【本リリースに関するお問い合わせ先】
4DL Technologies株式会社 広報担当
Email: support@4dlt.com

URL: https://4dlt.com


※掲載されている社名、サービス名およびそのロゴ、マーク等は、各社の登録商標または商標です。