DXへの取り組み
DXビジョン ~人材開発分野のDXをけん引する~
4DL Technologies株式会社はビジネスパースンに焦点を当て、ヒトとチームの進歩によって社会の生産性を向上させるための人材開発サービスを研究開発することを目的に、2023年に創業しました。
/ 私たちのミッションは「ヒトとチームにReskillingを」 /
日本の生産性が諸外国に比較して低いことは、統計からも明らかです。その生産性を上げることが社会の大きな課題のひとつであり、その課題解決のためには産業構造の変革が必須であり、今国民としてそこにチャレンジをしないと、次世代にまだ豊かである日本を引き継ぐことができません。
新しい産業で求められる業務に適応できる「技能」をそれぞれ個人が持っていないと、組織として余剰人員をコストとして抱える余裕はなく、結果として報酬減や離職という安定した生活をおこなうための基盤を失うことにもなりかねません。
しかし、この報酬減や離職は現場労働者だけに限った話ではないと考えます。なぜなら、情報化社会がますます進む中で、求められる職業技能が大きく変わるのは、様々な情報を活用することで組織運営をする管理職や経営者にも言えるのではないでしょうか。
/ DXとして人材開発分野へどのように焦点を当てるか /
デジタル技術が進化する中で、ビジネスに関わる全ての人が「新しいデジタル技能」を身につけなくてはならない時代になってきています。
現場層には、「作業や業務の効率向上を求められたときに自在に対応できる」技能を
管理職には、「ヒトとタスクの最適化からチームパフォーマンスを最大化できる」技能を
経営者には、「現行ビジネスの営業利益拡大と、新しい顧客価値創造のビジネスモデル構築のできる」技能を
この3つを企業に実装することがReskillingとして求められる姿であり、人材開発分野におけるDigital Transformationとして解決すべき課題であり、私たちのビジネスの焦点です。
/ 4DL Technologiesの目指す企業文化 /
私たちは人材育成ビジネスとして、「お客様への価値創造《Reskilling Benefit》」と「競争力として価値創造《Market Position》」を実現するために、デジタル技術をいつまでも追いかける企業文化を目指していきます。
ひとつの例として、生成AIというテクノロジーを取り上げてみます。
ChatGPTやBARDに代表される生成AIは、まだまだ多くの課題を包含する技術であると思われますが、根本的にコンピューティングの次元を変えたテクノロジーではないでしょうか。
そして今後ますます飛躍的な進化が見込めるテクノロジーであると4DL Technologiesでは捉え、その活用を全面的に推進するという立ち位置でDXへの取組の中心におきます。
生成AIは、オフィスワークだけでなく、マネジメントにも革新的な結果を生み出すアプリケーションとして、時間短縮を筆頭にビジネスの効率化に破壊的な状況をもたらすことが実証されつつあります。
しかし、生成AIは学習モデルの生成時期やその包含される内容によっては、色々な意味で諸刃の剣であるかもしれません。つまり、現時点では生成AIというデジタル技術に全てを委ねるスタイルでは、間違った結果を生むことも明白です。
/ 人材開発テクノロジー企業としての4DL Technologies /
そこで大事なことは、時代の要求としてDXが求められる中で、どこまでビジネスをデジタル基盤に寄せていくのかというサービス開発の意志決定と適切なサービス提供が、「お客様への価値創造《Reskilling Benefit》」となると考えています。
DXという潮流の中、デジタルシフトのビジネス変革は避けられませんが、今までのコンピューティングの歴史をみても、どこかに必ずアナログでレガシーな部分は残ります。
つまり、100%フルデジタルになることは「人間の営みとして」あり得ないというのも4DL Technologiesの立ち位置です。
この「フルデジタルではない部分」をどのように「デジタルテクノロジーの運用に実装」するのか。私たちのサービスとして「コンサルティング」や「トレーニング」、そして「導入サポート」などのビジネスモデルを開発提供していきます。
それが、同業他社との違いとして「デジタルテクノロジーを軸ながらもアナログを価値として活かす」4DL Technologies株式会社の「競争力として価値創造《Market Position》」となると信じています。
DX推進方針
/ Digital Fit for Analog / Analog Fit for Digital /
アナログな営みをデジタル技術に置き換えること。そして、デジタル技術をアナログな営みと摺り合わせること。
4DL Technologies株式会社は、デジタル/アナログ両面の良さを最大化し、デジタル/アナログ両面の課題を最小化していくという「バランス感覚をもったDX推進」を大事にします。
with AI Technology
AI Technologyを自ら業務へ積極的に実装し、常にお客様実務での活用方法や応用分野の発想を社員全員が大事にします。Technology Orientedなスタートアップ企業として、競争力のあるニッチ分野のAIサービス開発企業を目指します。
with Useware Domain
新しいテクノロジーは、常にHardwareとSoftware技術的組み合わせによって実現され、市場に登場します。しかし、実際の利活用場面においては、プロダクトやサービスとして新しいテクノロジーは、誰しもがすぐに使えることはありません。新しいHardware、Softwareの登場にあわせ、常にユーザー目線で「実務で使える」ためのUseware(活用技術サービス)も合わせて開発することを目指します。
DX戦略
/ 収益拡大への戦略 /
プロモーション戦略
・市場開拓のためのオウンドメディアを通じた長期目線でのリード獲得をおこないます。収益基盤としてクラウドCRMでのオウンドメディア運用をおこない、アクセス解析からリード獲得、そして様々なナーチャリング施策をMAで自動化し、ネットからの流入を増加させサービス購入につなげます。
・認知度向上とリード獲得を目的に、ネットへの広告配信を積極的に実施をします。その際の画像制作を生成AIを活用しA/Bテストを積極的に行なう体制を整えます。
コンテンツ戦略
・コンテンツ制作でのシナリオ作成、動画素材作成、音声素材生成、編集統合業務に生成AIを活用し時間当たりの生産性の拡大を目指します。大量のコンテンツをクラウドLMSや動画配信プラットフォームに掲載し、ユーザーニーズを分析して売れ筋コンテンツ企画の判断データを獲得し、収益性の高いコンテンツ制作体制につなげます。
デリバリー戦略
・クラウドCRMと学習コンテンツを蓄積管理するLMSを連携させ、顧客の学習環境とアップセルクロスセルの仕組みを構築します。また、バックオフィスクラウドと連携させることで、請求入金管理などの決済システムも提供しUXを最適化します。
/ 費用削減への戦略 /
オフィスワーク戦略
・DXビジネスのデータ・コンテンツ基盤として、B2Bビジネスとして実績のある高いセキュアとアベイラビリティのクラウドストレージサービスを活用します。その結果、オンプレミスでのストレージ運用であるような水害火災などによるデータ消失事故や、トラブルで発生するシャドーコストを回避し、事業の停止を回避することを実現します。
・ドキュメント制作には、生成AIの搭載されるデスクトップアプリケーションを導入します。社員一人一人が生成AIを活用することでドキュメントの作成時間を短縮する環境を提供し、残業時間の削減に取り組みます。
・経理人事総務バックオフィスを統合型クラウドサービスで統合します。財務分析の高速化、見積から請求までの統合、法規変更への自動対応などを通じ、バックオフィスの自動化を通じた稼働時間削減と管理部門スタッフの収益業務への支援役化も進めます。
プロモーション戦略
・積極的な市場開拓顧客開拓をするために、Webをベースにしたプロモーションをおこないます。プロモーションはCRMとMAを基盤に運用し、運用状況が測定値として可視化できる状況とします。また、プロモーション用のLanding Pageなどは、生成AIを使い効率よく少ないコストで制作し、短時間でPDCAサイクルが実現できる体制を整えます。
DX推進体制及びDX人材育成
4DL Technologies株式会社のDX推進を進めるにあたり、CTOを中心とする「デジタルテクノロジー実装チーム」と、CCOを中心とする「ビジネスモデル企画チーム」を設置します。
DXによるお客様へ新しいビジネスモデルでの価値変革と、自社の効率化や生産性を向上させることによる組織変革を両面で推進していきます。
またDXを企業文化として根付かせるために「新しい技術サービスへの興味関心」「実際の業務への積極的な組み込み」を全社員が積極的に取り組むための仕組みを構築します。
➀導入アプリケーションの定期的な勉強会や情報交換会
②デジタル技術のニュースや情報のポータルサイト構築
③外部との積極的な情報交換機会の創出
また、積極的にDXに繋がる公的資格や民間資格の取得を社内全体に推奨し、新しい知識や技術をキャッチアップします。そのための学習や受験費用を予算化します。
DX推進のための環境整備(具体的方策)
DX戦略を実現するために、下記クラウドサービスの機能を連携させ、顧客に提供するサービスの価値変革と、自社事業の効率化と生産性向上を実現します。また、これからも最新デジタル技術の導入を積極的に進めて行きます。
/ DXストレージクラウド /
box
・国内外の上場企業にも採用されるレベルのセキュリティ機能を持っている。
・外部コラボレーターとのデータ共有や他クラウドサービスとの連携も簡単にできる。
/ DX生成AIクラウド /
ChatGPT
・世界最大のLLMをベースにした自然言語処理モデル生成AIである。
・サードパーティーPlug-inが随時提供され、機能拡充がGoogleと比較して素早い。
/ DXサービスクラウド /
HubSpot
・CRM用AI機能が搭載され顧客管理や案件管理の効率と自動化ができる。
・CMS機能を持ち、アクセス解析を通じた効果的なデジタルマーケティングができる。
leraningBox
・国産LMSとしてUIがシンプルであり、SCORM規格にも対応し教材開発の標準化ができる。
・オンデマンド教材をセキュアに配信し、企業様個別対応や個人の進捗管理ができる。
Vimeo
・LMSに組み込むことで大容量の動画教材が低コストで配信できる。
・YouTubeだと社内セキュリティ規程で参照のできないお客様でも利用できる。
/ DXデスクトップクラウド /
MoneyForward Cloud
・中小企業として必要なバックオフィスアプリケーションがワンストップでできる。
・様々なクラウドと連携することでシームレスな顧客への決済サービスの提供もできる。
Microsoft365
・OfficeSuiteの標準であり、今後AI機能co-pilotの搭載で更に効率の良い業務ができる。
・Teamsというオンラインミーティングシステムも含まれ、ライブトレーニングができる。
notion
・蓄積性情報を中心にペーパーレス化を進め、社内情報ポータルとして利用ができる。
・数多いテンプレートを活用し、情報の定形化を進めることができる。
miro
・テレワーク体制におけるブレスト等のオンラインでの可視化ツールとして利用できる。
・Mind MapやTree Model等のフォーマットがあり、企画設計プロセスで重要な概念共有ができる。
DX推進のための環境整備(具体的方策)
4DL Technologies株式会社では、DX戦略達成度を測るために以下のものを指標とします。
そして進捗管理のアクションプランを共有し、定時ミーティングで進捗具合を測定し、未達成の指標を社員全員が当事者意識をもって課題化し達成に努力します。
/ 収益拡大への戦略指標 /
1. 売上をもたらす有料コンテンツの制作公開数
2. 無料コンテンツの制作公開数とそのアクセス数とリードへのCV率
3. Web広告配信における各種CV率と広告配信費用の費用対効果
4. リードユーザーのWeb再訪回数と離脱率
5. コンタクトユーザーのメール開封率とURLクリック率
6. サービスページからのパンフレット/企画書資料のダウンロード数
/ 費用削減への戦略指標 /
1. 未然事故防止へのローカルPCウイルス対策ソフトでのスキャニング全社員定期実施2. お客様への紙媒体での情報提供の削減への依頼
3. ドキュメントの誤脱チェック時のAI活用でのチェック体制
4. クラウドツールの特定個人依存サポート低減の為の操作マニュアル動画制作
5. 出張費低減へのTeamsでの打合せとnotion/miroの活用による情報の蓄積共有と再利用
6. バックオフィス業務における社内外の契約や承認の電子化